一休橋(神田川)



一休橋(いっきゅうばし)は、東京都文京区に位置する橋であり、 江戸川公園内と対岸の街を結ぶ人道橋です。この橋は、江戸時代には関口橋という名前で存在し、後に一休橋という通称が使われるようになりました。 橋の名前の由来については、明治時代の文献によると、橋の左岸には一橋家の抱屋敷(大名が農民所有地を買い上げて自らの屋敷とした場所)があったとされています。そのため、一橋を音読みして「いっきょうばし」と呼ばれるようになり、後に「いっきゅうばし」と変化しました。 一休橋は、幅が狭く周囲の風景と調和したこぢんまりとした橋です。橋の近くには江戸川公園があり、蔦に覆われた景観やカミソリ堤防などが自然な雰囲気を醸し出しています。また、橋から眺めると、上流には大滝橋が見えます。かつては大滝橋のすぐ下流に滝が存在したそうです。 一休橋の北詰と西詰は文京区関口2丁目にあり、南詰と東詰は文京区関口1丁目に位置しています。周辺は都心に近いが、江戸川公園が存在するため、橋からの眺めは静かで心地よいものです。ただし、右岸には首都高速の江戸川橋ランプの出口となる高架道路が走っており、自然な雰囲気を楽しめるのは片側のみとなっています。 一休橋は、地名や歴史的な背景からも興味深い存在です。 江戸時代から続く地名の中には、当時の大名屋敷に由来するものが多くあります。 一休橋の名前もその一つで、一橋家の屋敷に関連して名付けられた物と考えられています。



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2022年4月1日





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