尾瀬国立公園   左側の写真を、クリックして下さい。 



尾瀬国立公園は、日本の関東地方と東北地方の接点に位置し、豊かな自然環境と独自の文化が魅力です。公園内には海抜1,000mから2,360mまでの山地帯や湿原、拠水林、お花畑など多彩な植生が広がっています。植物相は非常に豊富で、116科938種の高等植物が確認されています。また、特産種や原産植物など、尾瀬独自の植物も存在します。 動物相も多様で、ツキノワグマやカモシカをはじめとする大型哺乳類や、鳥類、昆虫類が生息しています。特に、尾瀬はトンボ類の生息地として知られており、北方系の17種すべてが確認されています。尾瀬は湿原生態系の価値も高く、国際的にも認められたラムサール条約湿地に登録されています。 自然保護に対する取り組みも重要な特徴です。明治時代から水力発電計画が進められましたが、自然保護活動によって中断され、尾瀬の貴重な自然は守られました。さらに、植生破壊やゴミ問題に対しても取り組みが行われ、尾瀬の自然環境が保護されてきました。そのため、尾瀬は日本における自然保護の原点とも言われています。 また、尾瀬には古くからの街道が通り、関所や歴史的な遺跡が残っています。街道沿いの景観や、檜枝岐村で受け継がれる檜枝岐歌舞伎など、地域の独自の文化も魅力の一つです。 尾瀬国立公園は、豊かな自然と歴史的な価値を持ち合わせた特別な地域であり、多くの人々にとって訪れる価値のある場所です。




2017年9月23日~24日







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