ダイヤモンド・プリンセス(Diamond Princess)



ダイヤモンド・プリンセス(Diamond Princess)は、イギリスP&O社が所有し、アメリカ合衆国のプリンセス・クルーズ社によって運航されている外航クルーズ客船です。カーニバル・コーポレーション(Carnival Corporation & PLC)の傘下のプリンセス・クルーズ社が運営しており、姉妹船にはサファイア・プリンセスが存在します。 ダイヤモンド・プリンセスは、日本で建造された最大の客船であり、2004年にサファイア・プリンセスとともにデビューしました。船籍は英国で、乗客定員は2,706人です。総トン数は115,875トン、全長は290メートル、全幅は37.5メートルとなっています。乗組員数は1,100人で、巡航速度は22ノットです。 客室は1,353室あり、そのうち72%の960室がオーシャンビューと呼ばれる窓が外に面した部屋です。さらに、56%の748室には専用バルコニーが備わっています。バリアフリーに配慮した客室も29室あります。バスルームにはハンドシャワーが完備されており、ジュニア・スイート以上のお部屋には洗浄機能付きトイレが設置されています。 ダイヤモンド・プリンセスでは、乗客の好みに応じて7つのレストランが用意されており、24時間営業のレストランもあります。豊富な施設と共に、落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しむことができます。 環境規制の厳しいアラスカ湾でも運航するため、ダイヤモンド・プリンセスはガスタービン発電機を備えています。また、最新鋭の排水処理システムも採用されており、地球環境への配慮が行われています。 2014年には日本市場向けに大規模な改修が行われ、展望浴場や寿司バーなどの施設が新たに設けられました。船体前方部にはプリンセスのロゴマークである「シーウィッチ」の塗装が追加されました。 ダイヤモンド・プリンセスは、日本人向けの日本発着のクルーズを担当しています。しかし、2020年2月初旬に新型コロナウイルス感染者が乗船しており、横浜港で長期検疫体制が敷かれました。この事象は世界的なパンデミックの始まりとなりました。 ダイヤモンド・プリンセスは豪華な設備と施設、環境への配慮を備えたクルーズ客船であり、 乗客に快適な旅を提供してくれます。



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2008年10月4日



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