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2011年1月15日の東京オートサロン2011は、千葉市美浜区の幕張メッセにおいて開催期間の中日として行われ、
多くの自動車ファンが来場した一日であった。この年の東京オートサロンは、2011年1月14日から16日までの
3日間にわたって開催され、正式名称を「TOKYO AUTO SALON 2011 with NAPAC」とし、カスタムカーや
チューニングカー、関連パーツや用品を中心とした日本最大級の自動車展示会として位置付けられていた。
1月15日の幕張メッセ周辺の気象状況は、平均気温4.2度、最高気温8.5度、最低気温0.7度と冬本番らしい
冷え込みを見せていました。平均湿度は64%で、最少湿度は39%、空気は比較的乾燥しており、平均風速は
2.4メートル毎秒、東北東の風が吹く曇天の一日でした。日差しは乏しかったものの、強い降雪や降雨はなく、
屋内展示が中心である東京オートサロンにとっては、大きな支障のない天候条件であったといえます。
寒さの厳しい中でも、多くの来場者が朝から会場に足を運び、会場内は終日高い熱気に包まれていました。
東京オートサロン2011は、前年を上回る約24万3000人の来場者を記録しており、その中核をなすのが土曜日にあたる
1月15日でした。この日は一般公開日として、多様な年齢層の自動車ファンが集まり、展示ホールは通路を埋め尽くすほどの
賑わいを見せていました。展示内容は、量産車をベースに高度なチューニングやドレスアップを施した車両から、
ショー展示を目的とした独創的なカスタムカー、さらには市販化を見据えたコンセプトモデルまで幅広く構成されていました。
2011年の特徴として、自動車メーカーの存在感が一段と高まっていた点が挙げられます。トヨタ自動車は「G's」
ブランドを前面に打ち出し、プリウスやヴィッツといった量販モデルをベースにしたスポーツ仕様車を展示しました。
これらの展示は、従来アフターマーケット主体であった東京オートサロンにおいて、メーカー自らがカスタマイズ文化に
向き合う姿勢を示すものとして注目されました。会場では、車両のデザインや足回り、エアロパーツなどを間近で確認する
来場者の姿が多く見られ、メーカー展示でありながらもチューニングイベントらしい関心の集まり方をしていた点が
印象的でした。
また、日産、ホンダ、スバル、スズキといった国内メーカーも、それぞれの方向性を反映した展示を行っていました。
ホンダはCR-Zを中心に、環境性能とスポーティさを融合させた提案を行い、スバルはSTIブランドを通じて高性能モデルの
可能性を示していました。スズキはソリオなどの量産車をベースにしたカスタム展示を行い、日常性と個性を両立させる
方向性を打ち出していました。これらの展示は、従来の過激なチューニングカーとは異なる魅力を持ち、幅広い層の来場者に
受け入れられていました。
一方で、東京オートサロン本来の魅力であるアフターマーケット文化も健在でした。専門ショップやパーツメーカーによる
展示ブースでは、エアロパーツ、ホイール、サスペンション、内装パーツなどが多数並び、来場者は実際の質感や造形を
確認しながら最新トレンドに触れることができました。痛車や大胆なペイントを施した車両、独創的なエンジンスワップ車両
なども展示され、自由な発想と技術力が共存する空間が形成されていました。
寒さの厳しい1月15日であったものの、屋内展示である幕張メッセの各ホールは人の熱気に満ち、外気温を忘れさせるほどの
活況を呈していました。この日の東京オートサロン2011は、メーカーとショップ、量産車とカスタムカー、実用性と
趣味性が交錯する場として、自動車文化の多様性を明確に示す一日となっていました。単なる展示会にとどまらず、
日本の自動車業界とカスタム文化の現在地を示す重要な機会として、多くの来場者に強い印象を残した一日であったといえます。
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