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2025年7月23日(水)、東京・神楽坂にて「第51回神楽坂まつり」の第一部として「ほおずき市」が開催されました。 この祭りは、江戸の面影を今なお色濃く残す神楽坂において、夏の訪れを告げる風物詩として毎年多くの来場者を迎えています。 2025年も例年通り、神楽坂通りおよび毘沙門天善國寺周辺を主会場とし、夕刻の17時から21時までの4時間にわたり、 街は夏の情緒と賑わいに包まれました。 「ほおずき市」の象徴ともいえるのが、朱色の実をつけた美しい「ほおずき鉢」の販売です。1鉢2,500円で、 神楽坂まつり実行委員会が直営する形で販売され、多くの来場者が手に取っていました。販売場所となった毘沙門天善國寺の 境内には、艶やかに色づいたほおずきが並び、訪れた人々は足を止めて品定めをしたり、記念写真を撮ったりと、 各々にこの夏の風情を楽しんでいました。 善國寺門前には、神楽坂ならではの個性的な屋台がずらりと並びました。今年は第51回目、 前年を超える勢いで、約50店舗もの屋台が出店しました。屋台の内容は、近隣の老舗や新進気鋭の飲食店、専門店による 出張販売が中心で、地元名物の和食や創作料理、スイーツ、アルコール類などが提供されました。特に、飲食を主とした出店が 目立ち、大人向けの祭りとしての一面が強調される形となりました。神楽坂通りの片側にはこれらの屋台が整然と並び、 反対側の常設店舗も店舗前に特設販売コーナーを設けるなど、地域全体で祭りを盛り上げていた様子が印象的です。 また、祭り当日は歩行者天国が実施され、18時から21時までの間は車両通行止めとなりました。狭い神楽坂通りに 大勢の人が集まり、祭りの雰囲気は一層高まりました。安全面にも配慮された運営がなされており、混雑はしながらも 秩序だった賑わいが保たれていました。 子どもたちに向けた催しも充実しており、善國寺の境内では「子供縁日」が行われました。スーパーボールすくいや ヨーヨー釣りなど、夏祭りらしい遊びが用意され、参加は中学生以下に限定されていました。24日(木)も同様の内容で 開催され、17時から20時頃まで、売り切れ次第終了という形で運営されました。子供たちの笑顔やはしゃぐ声が響く境内は、 まさに家族連れにとっての癒しの空間となっていました。 さらに、神楽坂ならではの特色ある行事として、「浴衣でコンシェルジェ」が実施されました。これは、浴衣姿の案内人が 神楽坂の歴史や文化、路地裏の見どころなどを解説しながら街を巡るガイドツアーで、神楽坂の魅力をより深く知ることが できる企画です。24日と25日の2日間にわたって行われ、受付は本多横丁の「神楽坂コモンズファースト」にて、 各日先着100名限定で行われました。参加費は大人1,000円、小学生以下は無料という設定で、観光客からも好評を博しました。 加えて、7月25日(木)には伝統行事「ほうろく灸(ほうろく炎)」が予定されていますが、23日の段階でもその案内が境内に 掲示され、多くの関心を集めていました。頭に素焼きの皿を載せ、もぐさを焚いて暑気払いと無病息災を祈願するこの法要は、 江戸時代から続く風習を今に伝える貴重な行事であり、まつりの精神的な中核をなす存在です。 このように、2025年の「神楽坂まつり」第一部「ほおずき市」は、伝統と現代が融合した内容となっており、大人から 子どもまで幅広い世代が楽しめる構成でした。神楽坂という土地の持つ文化的深みと、人々の熱気が相まって、まさに東京の夏を 象徴する祭りとしての存在感を放っていました。


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