ここにYouTubeのiframeが出力されます

ここにQR画像用のimgタグが出力されます


  


ここにYouTubeのiframeが出力されます




2008年のみたままつりは、7月13日から16日まで靖国神社で開催され、東京の夏を代表する風物詩として多くの参拝者や 観光客で賑わいました。なかでも初日の7月13日と14日は、連休と重なったこともあり、境内全体が祭りの熱気に包まれて いました。みたままつりは、昭和22年に戦没者の御霊を慰める行事として始まり、お盆の伝統に基づいて英霊や先祖の霊を 偲ぶ祭礼です。靖国神社の厳かな雰囲気と、日本の夏祭りの賑わいが融合した独特の魅力を持つ行事として知られています。 2008年7月13日の東京は、平均気温28.5度、最高気温32.7度、最低気温25.0度という真夏日となりました。 日中は薄曇り時々晴れの天候で、夕方以降は曇り空となりましたが、雨の心配はなく、多くの来場者が夕刻から夜にかけて 祭りを楽しみました。南東の風が穏やかに吹く蒸し暑い一日でしたが、日が傾くにつれて過ごしやすくなり、 提灯の灯りが映える絶好の祭り日和となりました。 九段下駅から第一鳥居へ向かう坂道を上ると、すでに参道の両側には数多くの屋台が並び、焼きそばやお好み焼き、 焼きとうもろこし、かき氷、ベビーカステラなどの香ばしい匂いが漂っていました。第一鳥居をくぐると目の前に現れるのは、 大小三万個を超える献灯によって作られた壮大な「光の回廊」です。昼間はその規模に圧倒され、夕暮れが近づくにつれて 提灯の明かりが徐々に浮かび上がり、境内は幻想的な雰囲気へと変化していきました。 参道中央にある大村益次郎銅像周辺では盆踊りが行われ、多くの人々が踊りの輪に加わっていました。やぐらの上では 浴衣姿の踊り手が優雅な舞を披露し、その周囲では地元の人々や観光客、さらには海外からの来訪者までが一緒になって 踊りを楽しんでいました。盆踊りの振り付けは比較的分かりやすく、見よう見まねでも参加できるため、会場全体が 一体感に包まれていたのが印象的でした。 また、第一鳥居脇の林の中には昔ながらのお化け屋敷や見世物小屋、射的などが並び、昭和の縁日の雰囲気を色濃く残して いました。薄暗い林の中に灯る電球の光はどこか懐かしく、現代の都市空間とは異なる異世界のような空間を演出して いました。家族連れや若者たちが足を止め、呼び込みの口上に耳を傾けながら行列を作る様子も見られました。 翌日の7月14日は、平均気温28.9度、最高気温32.7度、最低気温26.2度を記録しました。日中は曇りのち一時晴れで 雷を伴う時間帯もありましたが、夜には薄曇りとなり祭りは予定通り行われました。湿度は平均69%と高く、蒸し暑さが 感じられたものの、多くの来場者が境内へ足を運びました。 この日も参道には多くの人が集まり、献灯の壁は前日以上に美しく輝いていました。夕闇が深まるにつれて提灯の柔らかな 光が境内全体を包み込み、訪れた人々は思い思いに写真撮影や散策を楽しんでいました。提灯には著名人や文化人の 名前が記されているものも多く、好きな芸能人や有名人の名前を探しながら歩く人々の姿も見られました。 第二鳥居付近では青森ねぶたが展示され、迫力ある太鼓と囃子の音色が境内に響き渡りました。巨大なねぶたは夜になると 内部の灯りによって鮮やかに浮かび上がり、多くの見物客が足を止めて見入っていました。ねぶたの周囲では「跳人」と 呼ばれる踊り手たちが躍動感あふれる演技を披露し、東北の夏祭りの魅力を東京で体感できる貴重な機会となっていました。 神門をくぐると、参道の賑わいとは対照的に厳かな空気が広がります。本殿前では参拝者が静かに手を合わせ、戦没者の 御霊に祈りを捧げていました。境内の桜並木には小型の献灯が並び、静かな光景を作り出していました。能楽堂では 奉納芸能が行われ、日本の伝統文化に触れることもできました。また、遊就館も夜まで開館時間が延長され、多くの来場者が 見学していました。 2008年7月13日と14日のみたままつりは、戦没者慰霊という本来の意義を大切にしながらも、盆踊りや青森ねぶた、屋台、 見世物小屋など多彩な催しによって多くの人々を魅了しました。三万を超える提灯が作り出す壮観な景色、参道を埋め尽くす 人波、夏の夜に漂う屋台の香り、そして伝統芸能の響きが一体となり、靖国神社ならではの特別な空間を生み出していました。 東京の中心にありながら、どこか懐かしい日本の夏を感じることができる祭りとして、多くの人々の記憶に残る二日間となったのです。


ここにQR画像用のimgタグが出力されます




旧ホームページ


旧ホームページ


旧ホームページ


みんなのアルバム