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2013年7月13日、靖国神社にて「第67回みたままつり」が幕を開けました。この伝統行事は、日本の夏の風物詩の一つとして 知られており、毎年お盆にあたる7月13日から16日までの4日間、戦争で命を捧げた246万6千余柱の英霊を慰めるために 開催されます。1947年(昭和22年)に始まったこの祭りは、戦後日本における慰霊と平和の祈りを象徴する重要な神事であり、 年々多くの人々がその趣旨に賛同し、訪れるようになりました。 この年も靖国神社の境内は光の海に包まれました。外苑参道から神門までは約1万基の大型提灯が規則正しく吊るされ、 神門内には約2万基の小型献灯が並び、合計で3万を超える献灯が幻想的な雰囲気を醸し出しました。これらの献灯は、 全国からの献納によって成り立っており、一つ一つが英霊への感謝と追悼の念を表しています。夜になると、黄金色の灯が 曇り空を背景に静かに揺らめき、訪れた参拝者の心に深い敬意と静寂をもたらしました。 7月13日は祭りの初日にあたり、「第一夜祭」として本殿での祭儀が行われたほか、様々な奉納行事も実施されました。 中でも注目を集めたのは、午後7時30分から行われた北の御門連による阿波踊りです。千代田区富士見地区を拠点に活動する この連は、地域の伝統文化と絆の再構築を目指して2005年に正式発足し、今では区内外の様々な行事で活躍しています。 この日は大村益次郎像前から本殿方面へと参道を流し踊り、途中の大手水舎前では輪踊りも披露され、多くの観衆がその活気と 躍動感に魅了されました。 千代田区と阿波踊りの意外な関係として、牛込見附の普請に関わった阿波徳島藩主・蜂須賀忠英の逸話が知られています。 このような歴史的背景も、今日の阿波踊りが靖国神社の奉納芸能として定着している一因といえます。「踊る阿呆に見る阿呆」 という有名な囃子に象徴されるように、阿波踊りは観客参加型の芸能であり、この日も飛び入り参加を楽しむ人々の笑顔が 印象的でした。 また、千代田区民踊連盟による盆踊りも境内中央の櫓を中心に盛大に行われました。踊りの開始前には参加者全員が 本殿に向かって一礼し、平和と英霊への感謝を捧げたうえで踊りを始めるという所作が、祭りの神聖さを際立たせていました。 「千代田おどり」をはじめ多彩な楽曲が流れ、一般の来場者も櫓に登って踊る場面が見られました。曲目の中には、 数年ぶりに披露される曲や民踊連盟の会長によるサプライズ選曲もあり、リード役も臨機応変な対応を求められる活気ある 場面が展開されました。 さらに境内には露店が隙間なく出店され、食べ物や玩具などを楽しむ人々であふれていました。そのにぎわいは立錐の余地も ないほどで、夏祭りならではの熱気が満ちていました。 当日の気象状況は午後7時時点で気温30.5度、湿度69%、南南東の風が時速約3.2メートルで吹いており、空は曇りがちでした。 蒸し暑さはあったものの風がほどよく吹き抜け、夜の参拝や踊りに支障はありませんでした。むしろ曇天の中に灯された 提灯の光は一層引き立ち、幻想的な雰囲気を演出する要素となりました。 このように2013年7月13日のみたままつり初日は、献灯による厳かな祈りの空間と、活気あふれる奉納芸能が見事に 融合した一夜となり、訪れた多くの参拝者の心に深く刻まれるものとなったのです。


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