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2007年8月11日土曜日、東京都中央区の晴海沖において「中央区制施行60周年記念 第20回東京湾大華火祭」が盛大に開催された。 1988年に第1回が始まったこの花火大会は、2007年で記念すべき第20回を迎え、例年に増して注目が集まった。さらに、1947年に 旧日本橋区と旧京橋区が統合されて中央区が誕生してから60周年という節目の年でもあり、地元区民にとっても記念すべき イベントとなった。 この年の花火大会では、約40分間でおよそ12,000発の花火が東京湾の夜空を鮮やかに彩った。見どころの一つは、「名人の芸術玉」と 称された尺玉20発の打ち上げである。これらは高度な技術をもつ花火師が手掛けたもので、直径300メートルにも及ぶ大輪が夜空に 咲き誇り、観客からは感嘆の声が上がった。また、記念回にふさわしく、数字の「20」を象った型物花火10発も打ち上げられ、 視覚的にも記念性を強調した演出がなされた。 東京湾大華火祭の正式名称には、「華火」という当て字が用いられており、しばしば「東京湾花火大会」と誤って呼ばれることがあるが、 正しくは「東京湾大華火祭」である。隅田川花火大会や神宮外苑花火大会と並んで、都内有数の人気を誇る大規模な花火大会として 知られており、関東全域から多くの観客が訪れる。歴史的には浅いものの、その規模と演出力において他大会に引けを取らない。 交通アクセスとしては、都営大江戸線の勝どき駅から徒歩15分の距離が案内されていた。また、新宿駅からの来場者には都営大江戸線 光が丘行きが、東京駅からは都営バスの都04系統や都05系統の利用が便利とされた。晴海ふ頭公園には専用の駐車場が設けられておらず、 近隣の有料駐車場も非常に混雑するため、車での来場は困難が予想された。そのため、丸の内などのオフィス街に駐車し、 公共交通機関で移動する方法が推奨された。 当日の天候は晴れで、午後7時の気象状況は気温31.3度、湿度58%、南南西の風が風速3.0メートルで吹いていた。猛暑ではあったが 風が適度に吹いていたこともあり、花火の煙が滞留することなく、視界良好な中で花火が楽しめる条件が整っていた。 この大会は、1989年のバブル経済期に始まり、当初は音楽イベントなども併催されていたが、1995年を境に花火のみに焦点を当てた 構成へと変化していった。特に東京湾大華火祭の特徴は、尺玉や尺五寸玉といった大型の花火が多数打ち上げられる点にあり、 花火が開いた際の直径は数百メートルに及ぶこともある。そうした迫力ある演出は他大会ではなかなか見ることができず、観覧者にとって 大きな魅力となっていた。 なお、東京湾大華火祭は2015年の開催を最後に休止されているが、中央区制施行80周年を迎える2026年度には、中央区主導のかたちで 一時的に復活する計画が進行中である。2025年度はその準備期間として、実施計画書の作成などが行われる予定だ。 このように、第20回東京湾大華火祭は、中央区の記念事業として、また大会自体の節目として、意義深い内容を伴い開催された。 東京湾の夜空に咲いた12,000発の華やかな光は、来場者の記憶に深く刻まれたに違いない。


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