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2009年8月8日、第22回東京湾大華火祭(Tokyo Bay Grand Fireworks Festival)が東京都中央区・晴海地区にて開催された。
この花火大会は、東京湾岸の海上から約12,000発の花火が打ち上げられる大規模イベントであり、1988年から毎年8月第2土曜日に
実施される、東京の夏の風物詩である。主催は東京湾大華火祭実行委員会と中央区、後援は朝日新聞社をはじめ東京都などが務めており、
中央区が主体的に関与する都市型文化行事として位置付けられている。
花火は午後7時に打ち上げ開始され、20時20分まで約1時間20分にわたって夜空を彩った。会場は晴海ふ頭公園およびその沖合の台船で、
周辺には晴海主会場、晴海第二会場、さらには個人協賛会場として「ほっとプラザはるみ」「日の出会場」「豊洲第一会場」や、
水上観覧船91隻からの鑑賞も可能であった。これにより来場者は多様な視点で花火を楽しむ環境が整えられ、晴海を取り囲む
360度ビューにより、晴海、竹芝、お台場など湾岸沿い全域が観覧エリアとして機能していた。
特徴的なのは、東京湾での海上打ち上げという都市特有のスケール感である。他の都内花火と異なり、都の規制限界に近い大口径花火の
使用が可能であり、直径45cmに達する尺五寸玉(5シャク玉)は特に迫力があった。これらの大迫力花火は上空400m以上に開花し、
その一輪一輪が最大直径400mにまで広がる光景は、都市夜景と相まって一層の迫力を醸し出していた。さらに2009年大会では、
スターマインやクリエイティブな演出花火も充実しており、「都会の華」としての魅力が強調された。
当日の天候は、午後7時時点で27.6度、湿度76%、南東の風2.4m/sの曇り空であり、打ち上げ条件としては差し支えない状況であった。
風速は緩やかで、煙が流れ込むことなく、花火の視認性は良好であったと判断される。台船からの打ち上げと相まって、風の影響を
受けにくい構造が功を奏したものと見られる。
観覧体制としては、晴海主会場は抽選制の入場整理券制度を採用し、中央区在住・在勤者に優先枠が設けられていた。また飽和状態になると
入場制限が実施され、自由入場の周辺会場も早期に満員となる構成であった。さらに東京メトロ有楽町線豊洲駅や都営大江戸線勝どき駅
からは、臨時シャトルバスが運行され、訪問者のアクセス支援が行われた。テレビ中継は、2009年と2010年に限ってCS放送
『フジテレビONE』で生中継されており、特に2009年は「まる生2009 Presents 第22回東京湾大華火祭」と題して18時50分から
20時50分まで全国に届けられた。さらに中央エフエムによるラジオ実況、インターネットではUstreamによる生配信も実施されて、
メディア展開による多面的な情報発信が特徴的であった。
このように、第22回東京湾大華火祭は、東京の都市景観と海上花火の迫力が融合し、首都圏最大級の夏の夜の催事としての地位を
確固たるものにした。海上打ち上げによる非日常性、アクセスの利便性、メディア中継によって全国への認知拡大と、都市型花火大会
としての理想形ともいえる開催形式であった。2026年秋の復活が決定しているが、2009年大会は、歴史的にもその魅力が顕著に表れた
1つの象徴的な年であるといえよう。
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