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2012年8月11日、東京の夏の風物詩である「第24回東京湾大華火祭」が、東京都中央区晴海で開催された。この大会は、
前年に発生した東日本大震災の影響により中止されて以来、2年ぶりの復活となり、多くの市民や観光客の関心と期待を集めた。
会場周辺にはおよそ65万人(主催者発表)が訪れ、都内唯一の海上で打ち上げられる大規模な花火大会に熱い視線が注がれた。
この花火大会は、1988年に第1回が行われて以来、隅田川花火大会や神宮外苑花火大会と並ぶ東京を代表する花火イベントとして
親しまれてきた。特徴的なのは、東京湾の海上から花火を打ち上げるという形式である。これにより、地上からの打ち上げが
制限される都市部において、都の規制限界に近い大口径の花火の打ち上げが可能となる。なかでも、直径約45センチメートルの
1.5尺玉は、上空400メートルに達し、直径400メートルもの巨大な花火が夜空に広がるという圧倒的なスケールを誇る。
この年からは、晴海地区の会場にはすべて入場整理券または協賛招待券が必要となり、自由入場可能なエリアが廃止された。
そのため、観覧希望者は事前の申し込みや抽選を通じて入場を確保する必要があった。中央区民に対しては別枠で入場券が配布され、
区民優先の対応がなされた。また、唯一自由に入場できる「豊海運動公園会場」も約8,000人の収容規模に限られ、人気の高さから
早朝からの場所取りが必要となるほどであった。
打ち上げられた花火は、総数約12,000発におよび、スターマインやキャラクター花火、尺玉100発、さらに全国の著名な花火師が手がけた
「芸術玉」20発など、多彩な演出が施された。特にフィナーレにおいては、連射式の豪華な花火が夜空を彩り、東京湾の夜景と相まって
観客に強い印象を残した。潮風公園など、東京タワーやレインボーブリッジを背景に花火を眺めることができるビュースポットも
好評を博した。
当日の気象状況は、午後7時時点で気温28.9度、湿度75%、風速5.0メートル毎秒、南の風、曇りというコンディションであり、
花火の打ち上げには支障のない気候であった。この状況のもと、大会は予定通り開催され、多くの来場者が安全に花火を鑑賞することができた。
交通面では、東京メトロ有楽町線豊洲駅などが最寄駅として利用され、東京メトロは花火大会にあわせて臨時列車を8本増発した。
これにより、会場へのアクセスが一層円滑に行われた。また、晴海地区は多くの道路やエリアが立ち入り制限となるため、事前の
確認が不可欠であった。
このようにして第24回東京湾大華火祭は、震災を乗り越えた都市の再生と希望を象徴する行事として開催され、東京の夏を彩る
重要な文化的イベントとしての地位を改めて示すこととなった。花火の華やかさと技術の粋が結集された本大会は、参加者に
とって忘れがたい一夜となったのである。
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