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2008年12月7日、東京都八王子市にある高尾山では、冬の澄んだ空気の中で一日をかけたてハイキングを行いました。 この日の八王子の気象状況は、平均気温3.7度、最高気温9.7度、最低気温は氷点下1.2度と、朝晩は冷え込みが厳しく、 日中は比較的過ごしやすい寒さでした。平均風速は2.2メートル毎秒、西北西の風が吹き、最大風速は4.2メートル毎秒を 記録していました。また、日照時間は9.5時間と長く、冬らしい青空の下で陽光が一日中降り注ぎ、ハイキングには 好条件の日でした。 登山はケーブルカー清滝駅方面から6号路に入り、途中で抜け道の「東京高尾病院」横を通り、霞台へ抜ける道を通って 進みました。 この霞台への抜け道は岩場を含む急な登りが特徴で、登山に慣れた人向けのルートとされており、注意を要する道です。 このルートを経て標高を上げていくと、次第に冬木立の間から差し込む陽射しが鮮明に感じられるようになり、 空気の透明度の高さとともに冬の高尾山らしい景観が広がりました。 この日は霞台展望台でラーメンとビールで休憩、寒さの中で湯気を立てる熱い一杯が、冷えた体を温める大きな役割を 果たしました。その後、山腹に位置する真言宗智山派大本山の高尾山薬王院を参拝しました。薬王院は 天平16年(744年)に行基菩薩によって開かれたと伝えられる歴史ある寺院であり、飯縄権現を祀る修験道の霊場として 知られています。 参道の杉並木は荘厳な雰囲気を醸し出し、冬の冷たい空気と相まって厳かな静けさが漂っていました。参拝を通じて 山岳信仰の息吹に触れることができ、単なる登山ではなく、歴史や文化と結びついた体験となりました。 やがて頂上に到達、高尾山大見晴台からは澄んだ空気のもとで富士山の姿がくっきりと望めました。特に冬季は湿度が 低いため視界が開け、関東平野や丹沢山地まで見渡すことができました。山頂の広場では登山者がそれぞれに 休憩をとり、持参した弁当や温かい食事を楽しんでいました。 ここで2度目の休憩。軽くランチ。食事を終えた後は、紅葉を見ながら下山。途中では、偶然にも野生の狸に遭遇。 スタート地点の高尾山口駅から無料送迎バスで、京王線狭間駅近くにあった日帰り温浴施設「高尾の湯ふろッぴィ」 (2018年3月10日閉店)に立ち寄りました。この施設は、 昭和の健康ランドの雰囲気を残しており、登山帰りの利用客に親しまれていました。館内には大浴場や露天風呂、 生薬を用いた薬湯などが備わっており、特に露天風呂では近隣の塩釜温泉から運ばれた茶褐色のナトリウム-塩化物泉が 楽しめました。広々とした浴場で体を温めることで、冬の登山で冷えた体をじっくりと癒やすことができました。 浴室だけでなく、館内には昭和の面影を感じさせる売店や休憩スペース、演芸場もあり、独特の雰囲気が漂っていました。 一日の行程を終えた後は、高尾駅から電車に乗って帰宅の途につきました。冷え込みが厳しいながらも天候に恵まれた この日の高尾山ハイキングは、霞台ルートからの登山、山頂での食事、薬王院での参拝、さらに温浴施設での入浴と、 多彩な体験が一日の流れの中で繋がっており、自然、文化、休養が調和する内容となっていました。冬晴れの青空と 冴え渡る富士山の眺望に包まれながら進む行程は、季節ならではの魅力を備えており、12月の高尾山を象徴する一日で あったといえます。


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