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2012年8月20日、東京・銀座では、ロンドンオリンピックで日本代表選手団が挙げた歴史的な成果を祝う大規模な
凱旋パレードが実施されました。この年の日本選手団は、金7個、銀14個、銅17個の合計38個という史上最多のメダル獲得
という輝かしい結果を残し、その功績に対する感謝の思いを伝える場として、日本オリンピック委員会が中心となり、
このパレードが企画されたものです。メダリストが一堂に会して都心でパレードを行うのは初めてのことで、日本中の
注目が銀座へと注がれました。
当日の東京はよく晴れ、平均気温29.1度、最高気温33.0度と真夏らしい暑さとなり、湿度は平均67%とやや蒸し暑さを
感じる気象条件でした。南東の風が緩やかに吹き、青空が広がる中での開催となり、選手たちの晴れの日を祝福する
かのような陽気でした。
午前10時になると銀座中央通りの交通規制が始まり、10時30分には晴海通りも規制され、銀座の街はパレードを迎える
舞台としての準備が整えられました。銀座三越や松屋銀座など通り沿いの商業施設は日の丸や祝賀を示す横断幕を掲げ、
街は早くから特別な雰囲気に包まれていました。開始を待ちわびる人々が通りにぎっしりと集まり、老若男女が肩を
寄せ合うようにして選手たちの登場を待っていました。
11時ちょうど、銀座1丁目にある和光の時計塔の鐘が鳴り響き、いよいよパレードがスタートしました。先頭には
オープンカーが走り、日本オリンピック委員会の竹田恆和会長や選手団長の上村春樹氏が乗車しました。次の車両には
主将の村上幸史選手と旗手を務めた吉田沙保里選手が乗り込み、続くオープンバス5台には、競技ごとに分けられた
71人のメダリストが乗車していました。体操の内村航平選手、水泳の北島康介選手、女子サッカー「なでしこジャパン」
メンバーなど、多くの国民がテレビで見守ったスター選手たちが次々と姿を見せるたびに、沿道は割れんばかりの
歓声に包まれました。
選手たちは、ロンドンオリンピック開会式で着用した赤いジャケットと白いスラックスという公式服装で登場し、
首に輝くメダルをかけ、笑顔で大きく手を振りながらゆっくりと進みました。銀座1丁目から8丁目までの約1キロを、
歩く速度で約20分かけてパレードは進行しました。沿道の観衆は選手たちへ感謝と祝福の声を惜しまず、ビルの
上階の窓から応援する人々も多数見られ、街全体がひとつの祝祭空間となっていました。
パレード終了後には、選手たちを見送った人々が一気に歩道へと流れ込み、大混雑となりました。警察や警備
スタッフが対応に追われる様子も見られ、イベントの規模の大きさが実感できました。最終的に、日本オリンピック委員会は
約50万人が集まったと発表し、まさに日本国民が五輪の成果をともに祝う象徴的な一日となったことを示しました。
これは2009年に行われた読売巨人軍の優勝パレードを上回る人数であり、オリンピックへの関心と誇りが非常に
高くなっていたことがうかがえます。
この凱旋パレードは、単なる栄光の報告ではなく、日本が招致を目指していた2020年東京オリンピックへの期待を
強く印象づけるイベントでもありました。多くの国民が体感した高揚感と熱気は、次の大会へつながる大きな
力となりました。選手たちは、応援への感謝と共に、さらなる飛躍を誓いながら銀座を後にし、未来への希望を
新たにしたのです。
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