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2018年5月12日に開催された「ローズフェスティバル2018」は、千葉県八千代市にある京成バラ園を舞台に行われた、
バラを主役とした春の祭典である。このイベントは、京成バラ園が所有する約1,600品種・10,000株ものバラが一斉に
咲き誇る見頃の時期に合わせて実施され、来場者に色とりどりの花と香りに包まれた特別な体験を提供した。
京成バラ園は、1959年に設立された京成バラ園芸が運営しており、日本におけるバラ文化の普及と世界に向けたバラの品種改良に
取り組んできた。1999年のリニューアル以降は、ローズガーデン、レストラン、ショップ、イベントスペースなどを備える
複合施設として広く知られ、2010年には石釜ベーカリーも併設されるなど、訪れる人々に多様な楽しみ方を提供している。
この年のローズフェスティバルでは、2017年に発表された京成バラ園オリジナル品種「恋結び」にちなみ、
「恋バラ・恋ばな・恋結び」をテーマに据え、恋愛に関連する数々の演出が施された。園内には、恋のパワースポット
「恋結びインフィオラータ」が新設され、大温室には「ハートのインフィオラータ」や「ドレスのインフィオラータ」などの
華やかなフォトスポットが登場した。これらの展示は、恋人たちや写真愛好家にとって格好の撮影場所となり、イベントの
盛り上がりを支えた。
また、フェスティバルでは、12品種の恋をテーマにしたバラの中からお気に入りを選び投票する「恋バラ総選挙」も実施され、
来場者の関心を集めた。バラの香りは、神経を鎮静させストレスを和らげるとされることから、園内に漂う芳香も来場者に
癒やしをもたらした。特に、整形式庭園に展示されたモダンローズや、自然風庭園に植えられた原種バラと季節の草花の
組み合わせは、多様な美しさを見せ、植物愛好家や一般来場者に感動を与えた。
この日の天候は、晴れで平均気温18.5度、最高気温は23.2度と、まさにバラの観賞に最適な気候条件であった。微風も吹き、
花の香りが園内にやさしく広がる穏やかな一日となった。
さらに園内には、レストラン「ラ・ローズ」やカフェ「パティオ」、そして「石釜ベーカリー サンブレッタ」といった
飲食施設が整備されており、訪れた人々は、バラの香りを楽しみながら、食事やスイーツを味わうことができた。特に、
「恋結び」にちなんだスイーツや、バラのソフトクリーム、ローズヒップティーなど、バラをテーマにしたメニューは来園者に
高い人気を博した。
また、フェスティバル期間中には、NHK「趣味の園芸」のナビゲーター・三上真史氏のトークショウや、『ベルサイユのばら』の
原作者・池田理代子氏と元宝塚トップスター・凰稀かなめ氏によるトークショウなど、注目度の高いイベントも開催された。
とくに「ベルサイユのばら」シリーズのバラには、オスカル・フランソワやフェルゼン伯爵といったキャラクター名が冠されており、
来場者の興味を大いに引いた。
アクセスについても、東葉高速鉄道「八千代緑が丘駅」から徒歩またはバスでの移動が可能であり、700台収容可能な無料駐車場も
完備されていたため、多くの来場者にとって訪れやすい施設であった。
このように、「ローズフェスティバル2018」は、京成バラ園が持つバラの魅力を存分に活かし、恋と自然、文化と芸術を融合させた、
記憶に残る春のイベントであった。
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