肥後細川庭園は、東京都文京区に位置する池泉回遊式庭園です。この庭園は、細川家下屋敷の跡地を公園として整備されました。庭園は目白台台地の起伏を利用しており、変化に富んだ景観が魅力です。池を中心に広がりのある景観を作り出し、背後の台地を山に見立てています。深い木立が斜面地を覆い、ヤマモミジやハゼノキの紅葉が秋の風景を彩ります。 庭園内には池泉回遊のための園路があり、散策しながら様々な風景を楽しむことができます。特に松聲閣と呼ばれる建物からは、池を借景とした美しい眺めが広がります。また、樹林の中の山道を歩くと、大泉水の眺めが印象的です。 肥後細川庭園では、毎年11月には松の雪吊りが行われます。雪による枝折れを防ぐため、池畔の松の枝をわら縄で吊る作業が行われます。これは見ごたえのある風景となっています。 庭園の利用時間は季節によって異なりますが、一般的には午前9時から午後5時までです。ただし、12月28日から1月4日までは休園となります。また、肥後細川庭園と隣接する永青文庫の間の門扉は、特定の時間帯に開門され、二つの施設を回遊することができます。 肥後細川庭園は、歴史的な庭園としても知られており、建物である松聲閣も大正時代の建造物として価値があります。 肥後細川庭園（平成29年3月新江戸川公園から肥後細川庭園に名称を変更しました。）は、 庭園部分、樹林部分の整備工事がすべて完了し、平成30年(2018年)4月から一般に開放されました。

大名屋敷(江戸時代)の回遊式泉水庭園

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2023年3月30日（令和５年）

2022年4月1日（令和４年）