JR西日本宮島フェリー(JR West Miyajima Ferry)



JR西日本宮島フェリーは、広島県廿日市市に本社を置く日本の海運会社です。JR西日本の完全子会社であり、宮島連絡船(宮島口桟橋 - 宮島桟橋)の事業を引き継ぐために設立されました。本社は宮島口桟橋に位置しており、船舶に特化した運営を行い、安全性の向上やサービスの改善を目指しています。 JR西日本宮島フェリーは、JR山陽本線の土休日ダイヤに合わせてフェリー多客ダイヤで運航しており、土休日の9時10分から16時40分の間は10分間隔で運航されます(平日は通常ダイヤの15分間隔)。宮島口桟橋からフェリーへの案内は迅速に行われ、お客様を待たせることはありません。ただし、天候や船の点検などの理由で土休日でも通常ダイヤ(2船運航)で運航される場合もあります。 宮島口発の定期便では、9時10分から16時10分までの間に、「大鳥居便」と呼ばれる便が毎日運航されています。この便では、海上から見る大鳥居の景色を楽しむことができます。特別な料金は必要ありませんが、天候や高潮の状況によっては大鳥居便が実施できない場合もあります。 JR西日本宮島フェリーの船舶には「みやじま丸」、「みせん丸」、「ななうら丸」という3隻があります。バリアフリー室が完備された1階甲板には、車いすやシルバー層の方々に配慮した設備もあります。座席数は「ななうら丸」が32席、「みやじま丸」が34席で、車いすも各船8台まで乗船することができます。 アクセス面では、JRを利用する場合は広島駅まで新幹線で移動し、そこからJR山陽本線(岩国方面行き)に乗り換え、宮島口駅で下車することができます。また、お車でお越しの場合は関西方面からの場合は「廿日市IC」、九州方面からの場合は「大野IC」で下り、国道2号線経由で宮島口までアクセスすることができます。 JR西日本宮島フェリーは、1日あたり53往復の運航本数を誇ります。宮島口から宮島への始発は6時25分で、最終便は22時42分です。宮島から宮島口への始発は5時45分で、最終便は22時14分となっています。 JR西日本宮島フェリーは、海上運送事業だけでなく不動産の賃貸業や管理業も行っています。社員はJR西日本の出向船員とプロパー社員から構成されており、きっぷの販売や改札業務はJR西日本中国メンテックに委託されています。 JR西日本宮島フェリーは、宮島航路において便利で快適な海上交通手段を提供し、大鳥居などの景観を楽しむことができる船旅を提供しています。



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2010年3月30日



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